わたしはガンジス? 読むヨーガ 260522
- 20 時間前
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大陸のこちら側にいるわたしたちが、大陸の向こう側のインドの皆さんと共有する例のあれがやって来ましたね。
そう、あまり大勢の皆さんには好かれないけれども、南アジアから、東南アジア、そして東アジアに通じる、何か共通したもの。
ゆったりしていて、優しくて、何かと何かを親密に、混ぜ合わせて変質させてしまうもの。
そう、ご名答。
湿気、ですね。
湿気のお蔭で水稲の、うまみの、あるいは粘りの強い米が取れ、穀物や香辛料、魚介を発酵させた調味料が作れて、短い時間で酒が作れます。
稲作には緊密な共同作業が必要とされるので、家族が大きくなり、共同体もぎゅっとまとまります。
空気を読み、年長者を立て、調和が重んじられます。
学院の書棚に、「MONSOON」という写真集がありますので、ぜひめくってみてください。
梅雨や、台風で、湿気に閉じ込められてしまったような、静かな、濃縮された時間を感じることができます。
さて、そんな気候のこちらの(東の)端が日本ですが、向こうの(西の)端はインドです。
ガンジスの下流、カルカッタや、バングラデシュのダッカがあるいわゆる「ベンガル地方」は日本以上に年中湿気むんむんです。
そこから、お釈迦様の生まれたネパールの南、ルンビニや、修行され、説法をされたビハール州、ウッタルプラデーシュ州もむしむしです。
中央部、デリーまでくると、かなりからっとしていますが、やはりモンスーンがやってくるとかなり湿気ます。
その西、五つの河が流れるパンジャーブ地方にから向こうに行くと、かなり砂漠地味て、水稲は作られなくなり、カレーにはナーンやローティーといった小麦のパン類が増えてきます。
ヒマラヤからの五つの河のお蔭で、美味しい米が食べられるところではありますが、いわゆるモンスーン文化圏には入りません。
そこから向こうは、雨が少ない地方。
パキスタン、アフガニスタン、そしてイラン。
こちら側(東側)では神様の使いである蛇が悪魔の使いになり、向こう側(西側)では一神教が支配的になります。
さて、そんなパンジャーブ(五つの河)はアラビア海に注ぎ込みますが、水源が近いのに、延々とインド亜大陸を横切り、ベンガル湾に注ぎ込む大河があります。
はい、ガンジス河です。
水源は、氷河の中に隠れていて、どこと言えず、はたまた、河口域はインパールなどの北東部から流れ込むブラマプトラ河と合流し、数え切れないほどの流れに分かれ、広大なマングローブの湿地を作り、どこが終わりと言えない河。
始まりもなく、終わりもない。
この悠久の時間の流れそのもの、意識の限りなさ、いのちの、慈悲の限りなさそのものと尊崇される、河のなかの河です。
「わたしは河川のうちのガンジスである」
バガヴァッド・ギーターにも、こう記述があります。(10章31節)
そう、「わたし」とは、わたしたちに通底する、どこまでも広がる意識そのものです。
ごめんなさい、前振りが壮大になってしまいました。
万事うまく運びましたら、一週間後5月29日(金)にはそのガンジス河の源流に一番近い、ゴームクまで出かけます。
今回はわたくし入れて10人の皆さんで参ります。
(木曜朝の伊藤康子先生も一緒です)
デリーから、リシケシ、ウッタルカシ、ガンゴートリまでは車で、最後ゴームクまでは徒歩となります。
ご報告をどうぞお楽しみに。
友永ヨーガ学院
友永乾史


